フランシスコ・ゴンサレス・カマチョ: REVERTING

スペイン / フィンランド

フランシスコ・ゴンサレス・カマチョ:

REVERTING

展示会場所:

国連大学ギャラリー

Address

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“美しい自然を持つ”アイスランド・レイキャビクに滞在したフランシスコ・ゴンザレス・カマチョ。現地ではこの理想化されたイメージが揺らぐほど、観光によって加速した都市化や廃棄物の問題、環境破壊といった課題に直面する現場を目撃することになりました。そこで、多くの観光客が訪れる自然の名所を撮影した写真と、現地の廃材から手作りしたリサイクル紙を組み合わせ、アイスランドの風景を再解釈して見せる方法を探りました。

土地の持つステレオタイプなイメージ、その向こうにある現実の風景に存在する素材を掛け合わせ、自然環境の循環をタイトルのとおり『Reverting＝復元、回帰』して可視化しています。

助成:

駐日スペイン王国大使館

フランシスコ・ゴンザレス・カマチョ（1990年生まれ）は、スペイン出身のヴィジュアルアーティストで、現在はフィンランドを拠点に活動している。彼はサウス・ウェールズ大学（University of South Wales, UK）でドキュメンタリー写真の学士号を取得し、現在はアールト大学（Aalto University, FI）で写真学の修士課程を学んでいる。

彼の作品は、写真とグラフィック印刷技法を織り交ぜたプロセス重視のアプローチを特徴とし、北欧の自然を中心テーマとしている。直感的な探求に根ざした実践により、物質性、移民、風景と自己のつながりといったテーマを探求している。

彼の作品は国際的に展示されており、Saatchi Gallery（UK）、Finnish Museum of Photography（FI）、Griffin Museum of Photography（US）、清里フォトアートミュージアム（Kiyosato Museum of Photographic Arts, JP）などで紹介されている。また、Der Greif、Booooooom、C41 magazine、FishEye magazineなどの出版物でも取り上げられている。作品は清里フォトアートミュージアム（JP）、Museum of Avant-Garde（CH）、Amedeo Modigliani Foundation（IT）の常設コレクションにも収蔵されている。